くーねるまるた 1巻
ポルトガルからきたマルタさんは、留学で来た日本にそのまま住み着いちゃいます。築70年のアパートで、自由にきままな生活を満喫中。ちょっとビンボーだけど食いしんぼーな女の子なので、慎ましくもエンゲル係数高めの暮らしをしているのです。というお話です。
マルタさん、いいキャラですね。パンの耳でエッグタルトを作ったり、こっそりラーメン屋に自家製のチャーシューを持ち込もうとしてみたり。個人的には第一話で登場した干し鱈(バカリャウ)が、ちょうど信長のシェフでポルトガル人宣教師に涙を流させたのを思い出しておおおとか思っていたりしました。ちなみにこの第一話はベランダで水着で水を張ったたらいに足を突っ込んで涼を得ているところにバカリャウが届いたので、あまりのうれしさに配達人の人と踊っちゃったりします。
ちなみにタイトルのくーねるまるたはマルタさんの本名からきています。マリア・マルタ・クウネル・グロソというのですね。ポルトガル人の姓名は洗礼名、名前、母方の姓、父方の姓になるんだとか。作中でそれを聞いたおばあさんが、面倒なので「食う寝るマルタ!」と決めつけたところからのタイトルになります。
あとあれです。オイルサーディンの缶詰は賞味期限切れの方が美味しいということをこの作品で初めて知りました。鰯にオイルがしみて美味しくなるとか。探したいけど、お店に賞味期限切れの缶詰って無いだろうなあ……
- 作者: 高尾じんぐ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/01/30
- メディア: コミック
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