料理漫画を研究してます

料理漫画研究家としてのあれこれをここに書いていこうかと思います。 お仕事のご依頼はkei.sugimuraあっとgmail.comまで!

私は利休 3巻

なんとなく「本物」がわかるという特技を持っていた、黒ぴーこと田中芳郎。実は彼は千利休の生まれ変わりだった。偶然出会った山上流茶道家元の山上宗刻により茶の世界に触れ、その才能や前世の記憶が蘇り、覚醒していく……

という茶道漫画も3巻です。とうとう古田織部(の記憶覚醒者)や高山右近(同じく覚醒者)が登場して、だんだん前世武将物の色が濃くなってきました。同じく茶の世界を描き古田織部が主人公の「へうげもの」とかと照らし合わせるとより楽しめるかも。巻末のコラムでお茶の勉強もできたりします。

今回はとうとう黒ぴーが独創的な茶室を東京のど真ん中に築き、一大茶会を開くところまでいっています。スポンサーとなった織田三郎達はこれを「茶聖・千利休の復活」として大々的に盛り上げたいところ。でも、名水を提供してくれたおじいさんは黒ぴーのお茶を飲んで少し怪訝な顔に。そこにヘリコプターでやってきた、いかにも偉い人が現れて……? というところで次巻へ続いていました。この引きはずるいので、早く続きが読みたいですね。

2013年3月8日発売

私は利休 3 (ヤングジャンプコミックス)

私は利休 3 (ヤングジャンプコミックス)