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料理漫画を研究してます

料理漫画研究家としてのあれこれをここに書いていこうかと思います。 お仕事のご依頼はkei.sugimuraあっとgmail.comまで!

沙村宏明「ハルシオンランチ」と「美味しんぼ」との関係について語ってください [INTERVIEWS記事]

ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)

ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)

Q.沙村宏明「ハルシオンランチ」と「美味しんぼ」との関係について語ってください

ハルシオンランチですか! あの「グルメ漫画?」と作者自ら「?」をつけている作品ですね。これは料理漫画に分類していいのかどうか、僕にもわかりません。SF漫画というのが一番いいんじゃないかと思いますが。

それはさておき、ハルシオンランチと美味しんぼとの接点は2つあります。

○1巻5話「ゲートキーパー」において。
Twitter風につぶやいている沖進次くんのコメントで以下のようなものがあります。
「次の台詞を聞いて、副部長が何を食べたのかそれぞれ当ててください
1:「おおっ!! こりゃ旨い!!」
2:「うまい! こら、うまいですな」
3:「これは旨い! 旨いですなっ!!」
4:「こらあうまいもんだねーえ」
5:「うまい、これはうまい!!」
6:「ひええ、こらうまいねえ!」
7:「むほっ! こらあうまい!」
8:「ああ! こらうまいよっ!」
9:「うひょお! なんといううまさなのっ!?」
10:「うまあーーーい!」

○2巻9話「エバーボミター 〜ハルシオン・デイズ〜」にて
エンタニルというデバイス人形が瞬間移動してメタ子の家にきて、勝手にピザを食べているシーンで
「1話に1回食事シーンはグルメ漫画の基本でしょ?」というと
「人が瞬間移動するグルメ漫画があるわけないだろ」と、突っ込みをくらいます。
それに対して、「美味しんぼ6巻ディスってんですか?」と答えているのです。


1つめの富井副部長の感嘆の声は、さすがに僕もちょっと調べ切れていません。これは機会があったらまとめてみたいとは、ほんの少しだけ思うのですが、でもやるのはとてもとてもつらそうです。何かのおりに美味しんぼを読み直した時にチェックするという感じで許してください。

2つめのものは、6巻6話「日本のコンソメ」のことです。クリス・ヴォーンという超能力者が登場し、山岡さんと栗田さんはクリスのショーを見た後に他の雑誌の方々と共同取材を申し込みます。そして、ホテルのレストランで食事をしながらお話を伺うことになるのですが、その席で例によって山岡さんが居並ぶ雑誌社の方々に食べ物のことで喧嘩を売るのです。それは、コンソメスープを絶賛し、かつカツオと昆布の出汁を馬鹿にしている人たちに対して「かわいそうに。貧しい吸い物しか飲んだことがないんだな」と言い放つのです。

そこで昆布と鰹節がいかにすごいかを説明するのに、夏の北海道と、鹿児島に行く必要があるというと、クリス・ヴォーンさんはいともあっさり「私は時間と空間を思いのままにする能力を持っている」と言うのです。

かくしてみんなは夏の北海道へテレポート&タイムスリップしたり、鹿児島に行ったり、岡星に行ったりとやりたい放題をするのでした。はい。確かにテレポート(しかもタイムスリップまで)するグルメ漫画は実在したというわけですね。



ハルシオン・ランチ(2) <完> (アフタヌーンKC)

ハルシオン・ランチ(2) <完> (アフタヌーンKC)