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料理漫画を研究してます

料理漫画研究家としてのあれこれをここに書いていこうかと思います。 お仕事のご依頼はkei.sugimuraあっとgmail.comまで!

姉のおなかをふくらませるのは僕 1巻

今日の料理漫画 家族物

別冊ヤングチャンピオンで連載中の料理漫画。原作は「ちゃりこちんぷい」とかの坂井音太先生。作画は「メイデン/エイド」などの恩田チロ先生です。

まあ、あれです。ちょっと刺激的(?)なタイトルですし、どんな作品か気になっちゃう人も多いと思います。なのでまずは1話試し読みへゴー!

はい。料理漫画です。料理漫画でした。タイトルからエッチな想像をした人のために言いますと、きちんと冒頭にサギが出てきますよね。

主人公の市川忍は小学生の男の子。両親を亡くしてしまい、姉の高校一年生な市川京子と二人暮らし。ちょっとややこしいのが、忍の母と京子の父が再婚をしたということ。つまり、姉弟ではあるけれども血はつながっていなかったりします。

京子はスタイル抜群で、プロレス技とかも友達にかけちゃったりする活発でかつ無防備な美少女。忍は姉のことが大好きで、とくにごはんを食べているところを見るのが好きなので、姉のために料理を作るという料理漫画なのです。

でもまあ、そのままではいかないというか。このまま忍が料理を作り続けるのかと思いきや、京子も結構料理します。しかも、ちょっと男らしいというか、求道者っぽいところが。炒飯を極めるために中華屋に通い続けて店員さんに誤解されたり、中華鍋に「シュヴァルツ・シュメルツ(炒める黒き者)」と名付けたり、中二病な男の子の料理という感じなのかも。少しコストパフォーマンスというか経済観念に欠ける部分もそれっぽいです。おつまみとかをぱっぱっと作ったりもできるんですけれども。

なので、姉弟がそれぞれお互いに料理を作りあう漫画といえるでしょう。

忍は忍で、とてもしっかりもので、結構な美少年で、モテモテだったりします。でも京子が他の男の子と仲良くしていたりすると嫉妬したり。作る料理は結構本格的なものもやっちゃったりしています。

あと人間関係的に面白いのは、それぞれの同級生にはあだ名がしっかりついていることでしょうか。京子の友達のセクシーやボウヤにクリ子。忍の友達だとロングキスグッドナイト(略称ロングキ?な女の子)とか。こういうところもそれぞれしっかりキャラがたっていていいですね。

料理もおいしそうですし、6月発売の料理漫画でもかなりオススメです。ちなみに詳細なレシピが載っているわけではなく、作中に手順と一緒に描かれるタイプです。

おまけとして。

単行本の最後に、原作の坂井音太先生による「姉おなのレシピ」がまたすごい。原作の字コンテからネーム、キャラクターデザインから下絵まで公開されています。いやー、これは勉強になります。ありがたやありがたや……

2015年6月19日発売