マジカルシェフ少女しずる 1巻
時は大弁当時代
不況が続き様々な節約術が開発された
その中でもポピュラーな 「弁当」が大流行
国民の自炊の腕は爆発的に上昇
そして料理特化した超能力「能力」(ツールズ)を持つ人間が現れた……
というオープニングからはじまるこの本は、「デンキ街の本屋さん」の水あさと先生の料理漫画です。もうなんというか、アホな(褒め言葉です)ギャグで一杯な、魔法少女料理漫画です。例えば最初に出てくる敵役の生徒会長は、時間停止の能力を持っています。なので時を止めて5億回卵をかきまぜた卵焼きとかつくってきます。もうわけがわかりません。普段はどじでのろまな主人公は能力を使うと魔法少女に変身し、数分だけ天才料理人である母(現在行方不明)から叩き込まれた料理知識が蘇ります。その名も「賢者タイム」。はい、全編こんなノリですね。
話のテンポもものすごいスピードで進みます。ソードマスターヤマトっぽい展開だらけと言えば何となくペースがわかりますでしょうか。いや、まあ、あそこまで一瞬で終わるわけではないのですが、それでも普通に1話分で単行本1冊あってもおかしくない話がたくさんあったりと、とにかく怒濤の勢いでお話が進みます。
最後に読んだ人だけがわかる合い言葉を。
「二つ、弁当とは蓋を閉める物」
2013年1月12日発売
マジカルシェフ少女しずる(1) (アース・スターコミックス)
- 作者: 水あさと
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2013/01/12
- メディア: コミック
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