料理漫画を研究してます

料理漫画研究家としてのあれこれをここに書いていこうかと思います。 お仕事のご依頼はkei.sugimuraあっとgmail.comまで!

ももも怪レストラン 1巻

人には視えない「もののけ」が視えてしまう主人公の間宮千尋くんは、ひょんなことから妖怪達による妖怪達のためのレストランで働くことになります。実は今まで間宮くんは、人じゃないものが視えてしまうのでバイトは首だらけ。ならば最初から人外だらけのこのレストランならいいだろうと思われたのですが、さすがに妖怪だらけなのはちょっと、とバイトを辞めようとします。しかし敵もさるもの。間宮くんの無類の「モフモフ好き」という弱点をつくべく、ことあるごとに真の姿(これがとてもラブリーでモフモフ)になっては「モフモフさせてやるぞ」と言ってひきとめるのです。果たして普通じゃない店員と料理に囲まれた間宮くんの明日はどっちだ?!

というレストランコメディです。料理漫画度はかなり低いですね。出てくる料理とかも創作料理(材料から)という、トリコとかと同じ路線というか、トリコよりもファンタジー色は強い料理になっています。台詞回しとかキャラクターはとても面白いんですが、料理漫画を期待しちゃうとちょっとあれかもしれません。というわけで、料理漫画好きじゃない方がヒットするんじゃないかと思います。

ちょっと気になったのは、ページの上に常にそのページのお話のタイトルがついているところ。これは四コマ漫画の手法なのかなあ。でも四コマのコマ割りではなかったりもします。こういう漫画あまり読んだことないんだけど、結構あるのかな?

とりあえずまだ1巻なので、僕的には今後料理漫画度が上がっていくことを期待したいです。

2013年3月27日発売