シドウ 〜最後の晩餐料理人〜 1巻

渋谷の十三番街にある廃教会で、運が良ければ会えるという最後の晩餐料理人。それが、シドウです。彼の料理はこの世のものとは思えないほど絶品だが、食べたものは必ず死ぬという……

というのが「シドウ 〜最後の晩餐料理人〜」のお話です。シドウはいわば必殺仕事人みたいな感じですね。うらみつらみを抱えた人の依頼を受けて、法では裁けない悪人を料理で殺すのです。しかも、その罪にふさわしい死に様になるように。

といっても毒を盛るわけではありません。シドウの作る料理があまりにも美味しいため、食べたら死ぬと噂で聞いている人達も抗えないというなんとも恐ろしい料理人なのです。悪人の罪を七つの大罪になぞらえて、それにふさわしい料理を出すのですね。といっても、そんなに詳しくレシピとかがあるようなリアル系ではないのですが。

最近こういう破天荒なタイプの料理漫画も少しずつ増えてきて、これはこれでうれしいのです。

2013年2月13日発売

シドウ~最後の晩餐料理人~ 1 (ヤングキングコミックス)